こんにちわ。
日々、気温はうなぎ登りに上がり、うっすら日焼けなどし始めた今日この頃。
皆様、いかがお過ごしでしょうか??
俳優コースアシスタントの久貝です。どうも。
暑さに負けずに先日のワークショップのレポートを開始したいと思います。
6/25(土)連続ワークショップ「俳優コース」の講師は大江崇允監督でございました。
何かもう、色々あって書ききれないな?とすでに負けてしまいそうですが
それくらい濃い時間を個人的にはすごしておりました。
まず、前回何をやったかを前に出て説明するというワークをやりました。
1人でて、「前回は・・・自己紹介をして、その後自分の話しをして・・・何回か繰り返して?」
と一通り話したあと
「はい、じゃあ次の人!」
っと指名を受け次の人は前の人が言い切れてないなと思った事を継ぎ足していきます。
そうこうしているうちに3人?4人くらい前に出て井戸端会議的な継ぎ足しをし始め
最後は皆が言ってない事をいうという大役を任された1人が締めるというものでした。
書いていてもよくわかりませんが、見ていてもよくわかりませんでした。
混沌としてくるというか、色んな切り口から前回のワークの様子が
語られていきますので話が進まない。飛んで行く。そして戻る。
今、どこにいるんでしょうか??という不安。
途中から、結論を急ぐのはやめにして・・・
どこに着いたってええじゃないか、ええじゃないかという気分になっていきました。
が、しかし。
終わってみると何か、わかってくるんですね。
行きつ戻りつしたけれど
なんだか一つの物語になっていっている・・・
大江さんはおっしゃいました。
「作品を作るって、こういうことだったりするんですよね。
ごった煮に近い。」と。
うむ。ごった煮。まさにごった煮。
正しくなくっていい。綺麗でなくていい。
いびつなものの方が伝えられることもある。
そんな感覚を味わいました。
続きましては前回の宿題である
「演技とは?」
を一人一人発表
それはそれは様々な意見が出てきました。
演技とはお金が発生するか否か・・・
演技とは技術
演技とは向き合うこと
それぞれの意見に耳を傾けながら
自分の意見もまた整理されていくようで
一つ一つに興味深く聞き入っておりました。
大江さんはおっしゃいました。
「これだけ意見があるのに、何か全部正解っていう面白さがあるよね。
最高の演技とか一生考えてください。」と。
みんな違ってみんないい。んだけど
考え続けていく。
それは、どう役立っていくかなんていう
ぱっとしたものではありませんが
非常に大切なこと、原点なんでないかとしみじみと感じました。
さらにワークは続き、「わかった」を喜怒哀楽のどれかの感情でいう。
見ている人はそれを当てるというものでした。
ここでは喜と楽の感情の違いが
わかりづらいと言うことが話題になりました。
しかも!!
やっている演者によって
喜とは瞬発的、楽は内からやってくるものだったり
喜とは内からじわじわくるもの、楽は瞬発的というように
やっている人の喜と楽のとらえ方の違いで
見ている人には喜だと思っても楽であったりするという差が
見つかりました。
これ、私的にはすごい興味深い出来事でした。
その差だけで伝わらないことがあるんですね。
皆同じだなんてどうして今まで信じていられたんだろうかと
目からうろこが落ちていくようでした。
大江さんはおっしゃいました。
「人にわかるものをやる方が難しい。
お客さんと気持ちを合わせていくよう心がけてみて。」と。
ワークが終わる頃にはぐったりするほど
たくさんの感情や感覚、思考を使った一日でした。
みなさんも一緒に新しい感覚を発掘しませんか??
興味のある方はこちらへどうぞ。