韓国インディペンデント映画特集

富川国際ファンタスティック映画祭 in 大阪

主催:富川国際ファンタスティック映画祭|CO2/PLANET+1
後援:韓国映画振興委員会
協力:モ・ウニョン、ファン・ギュンミン、アテネ・フランセ文化センター

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■プチョン国際ファンタスティック映画祭で2017年より新設された韓国インディペンデント映画コンペの中から受賞作の5作品を日本初上映。ゲストには、プチョン国際ファンタスティック映画祭プログラマーのモ・ウニョン、シム・チャンヤン(『Behind the Dark Night』監督)、キム・サンフン(『Behind the Dark Night』出演 )を招いてトークとシンポジウムも開催。

【上映作品】

「Behind the Dark Night」어둔 밤 (2018年/112分/韓国)
監督・脚本:シム・チャンヤン 撮影:チョ・ビョンホ
出演:ソン・イソン、イ・ヨセプ、キム・サンフン 、オ・ スギョン、シム・ジョンヨン
■クリストファー・ノーラン作品に影響を受けた映画鑑賞クラブの大学生たち。自分たちでスーパーヒーロー映画を作ろうと準備を始めるが、脚本がまとまらず、主演俳優の座を狙って諍いが起き、さらには主要メンバーが徴兵されるなど、さまざまな困難に見舞われる。メンバーや俳優たちが映画完成のために奮闘する姿がドキュメンタリータッチで描かれるドタバタ劇。2017年Bifanのコリアン・ファンタスティック部門で最優秀賞を受賞した。
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「夜の扉が開く」밤의 문이 열린다/Ghost Walk (2018年/89分/韓国)
監督・脚本:ユ・ウンジョン 撮影:イ・ジュファン
出演:ハン・ヘイン、チョン・ソニ、カム・ソヒョン
■近年開発の始まった町の工場で働く主人公は、親しい友人や恋人を作らず、家族から離れて一人でひっそり生きてきた。お盆(秋夕・チュソク)をすぎたある朝目を覚ますと、彼女は自分が幽霊になっていることに気づく。誰にも存在を気づかれない彼女の声に気づくのは、たった一人の少女だけだった。2018年のBifanコリアン・ファンタスティック部門で観客賞を獲得し、国内外の様々な映画祭で上映された。
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「フィルム・アドベンチャー」영화로운 나날/Film Adventure (2019年/87分/韓国)
監督・脚本:イ・サンドク 撮影:ソン・ゾンフン
出演:チョ・ヒョンチョル、キム・アヒョン、チョン・ソクホ、ソ・ヨンファ、イ・テギョン
■俳優のヨンファ(韓国語で「映画」の意味)は、恋人のアヒョン、そして猫のテオと平凡で幸せな日々を過ごしていた。ある晩ささいなことで喧嘩になり、ヨンファは家を締め出されてしまう。あてもなく町をさまよう彼が遭遇したのは、しばらく連絡を取っていなかった先輩であった。数々の奇妙な出会いや不思議な体験をするうちに、いつしか彼の気持ちに変化が訪れる。2019年Bifanのコリアン・ファンタスティック部門で最優秀賞と最優秀男優賞を受賞。
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「ファンファーレ」팡파레/Fanfare (2019年/88分/韓国)
監督・脚本:イ・ドング 撮影:キム・サンイル
出演:イム・ファヨン、パク・ジョンファン、ナム・ヨヌ、パク・セジュン
■ハロウィーンの夜、閉店間際のバーにヒロインがやってくる。その後、兄弟の強盗が店に押し入り、あやまってバーテンダーを殺害してしまう。遺体の処理に困った兄弟はやくざの男に助けを求め、その男はさらにヒットマンをバーに呼び出す…。絶体絶命のヒロインはこの窮地をどう抜け出すのか。意外な結末が彼らを待ち受ける。2019年Bifanのコリアン・ファンタスティック部門で最優秀監督賞と最優秀女優賞を獲得した話題作。
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「ゲストハウスへようこそ」어서오시게스트하우스/Welcome to the Guesthouse (2019年/99分/韓国)
監督・脚本:シム・ヨハン 撮影:ハン・サンギル
出演:イ・ハクジュ、パク・ソンヨン、シン・ジェフン、シン・ミンジェ
■冬の間、大学の寮を出なければならなくなった主人公が、サーファー向けの宿でのスタッフ募集を知る。後に引けない彼は、サーフィン経験者と嘘をつき、住み込みで働くことに成功する。なんとかうまくごまかしていたものの、やがてひょんな事からある男とサーフィン対決を行うことになり、宿の仲間に助けを求めるはめに。たたみかけるようなコメディは観客の人気を獲得し、2019年のBifanで観客賞を受賞した。
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【上映スケジュール・料金・会場】

スケジュール ―1/10(金)―

  • 19:00〜 ゲスト挨拶+『ファンファーレ』(88分)

―1/11(土)―

  • 13:00〜 『Behind the Dark Night』(112分)
  • 15:30〜 対談:韓国インディペンデント映画の状況(70分)※上映作品いずれかのチケット提示で観覧無料
  • 17:00〜 『フィルム・アドベンチャー』(87分)
  • 19:00〜 『夜の扉が開く』(90分)

―1/12(日)―

  • 13:00〜 『ファンファーレ』(88分)
  • 15:00〜 『ゲストハウスへようこそ』(99分)
  • 17:00〜 『Behind the Dark Night』(112分)+ 監督・出演者トーク

―1/13(月・祝)―

  • 13:00〜 『フィルム・アドベンチャー』(87分)
  • 15:00〜 『夜の扉が開く』(90分)
  • 17:00〜 『ゲストハウスへようこそ』(99分)
料金 一般:1回券1500円(5回券6000円)※会員料金の設定なし 学生:1回券1000円
会場 プラネット・プラス・ワン(大阪・中崎町)

【ゲストトーク登壇者】

シム・チャンヤン 심찬양(『Behind the Dark Night』監督 )
キム・サンフン 김상훈(『Behind the Dark Night』出演 )
モ・ウニョン 모은영(富川国際ファンタスティック映画祭プログラマー)

司会:富岡邦彦(CO2事務局長)
通訳:ファン・ギュンミン(明治学院大学 非常勤講師)
※ゲストは事情により変更することもございます。