2016年9月29日

俳優ワークショップ/第3期俳優特待生レポート③

初めまして!

俳優特待生に選出して頂きました、白河奈々未(しらかわ ななみ)です。

大阪出身です★
ジャパントータルエンターテインメントに所属、舞台や広告モデルなどのお仕事をさせて頂いています!
舞台も好きですが、元々は映画が大好きでこの業界に入りました。

CO2では役者としての考え方や技術だけでなく、映画の歴史を勉強できるワークショップもあるので積極的に参加して知識を増やしていきたいです。

では、俳優ワークショップのレポートです!
今回も、小津安二郎監督の「お茶漬けの味」です。
いつも通り全体の関係図の復習から始まります!
3週ずっと男女ペアで『ラーメン屋』のシーンでしたが、、、、

今回はなんとっ!!
参加者が女性onlyだったので『旅館・女4人』(池の鯉を妙子の夫・茂吉に見立てからかい合う)シーンをする事になりました!!
女性のみのシーンでも役に対する捉え方は同じです。
妙子、アヤ、高子、節子のそれぞれ4人の関係性は?
価値観は?生活状況は?

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今回だけに限らず演じる上で
“その役がどのきっかけで何に気付いて次の演技になるのか”
“セリフがない時の役としての動き”
についても考える必要があります。
気付きについては、大きな動きをする訳ではなく、立つ、座る、顔を上げる、背中を向ける、など”小さな動き”を入れるだけでも、その役のリアクションとなり心情の変化が伝わりやすくなります。

セリフがない時については、脚本上に指示がなくても、そのシーンにいる以上、その役として生き続けなければいけません。演技を休んでしまえば、その役を演じているとは言えなくなってしまいます。
頭ではわかっているけれど…
自分と相手のセリフや段取りもあるので、自在に体を動かすのはとても難しいです(>.<)

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映画ではアヤ、高子、節子の3人が縁側に残り、妙子だけ室内に戻ります。
でも、脚本では妙子と節子の2人が縁側に残ります。

なぜ映画と脚本が違うのか?
それは現場で、役者が実際に演じた時に、こちらの方がよりシーンの意図が伝わる、映画が面白くなるという判断がされたからだと想像します。
それには、監督だけでなく、役者からのアイデアがあったかもしれませんし、セットや衣装、小道具など様々な要素が加わった事で生まれた判断かもしれません。
関わる全ての人で映画を作り上げていく。
だから、映画作り、演じる事は楽しくて面白いのだと思いました!

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ビデオを確認すると、気付きのきっかけの動きが中途半端だったり、動きがあっても次に繋がらなかったり、修正点がたくさんありました。

客観的に映像で見てみると、自分ではこう演じていたという”つもり”が多い事に気付きます。毎回演じた姿をビデオで確認する事は一番大切な事で、上手くなる為の一番の近道です!

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10月の2週目までは「お茶漬けの味」が題材となる予定です!

また、9/25(日)に第13回CO2助成企画・監督が正式に決定しました!

10月の3週目からは助成作品の脚本でワークショップを進めて行くかも?(変更あると思いますが、、)

これから助成作品が動いていくと思うと、すごくワクワクしますねーー!

少しでもご興味がある方は、ぜひぜひ参加してみてください!

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

白河奈々未でした~~!


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