2013年10月7日

第10回CO2・助成作品制作スタート!(3)草野なつか監督インタビュー

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草野なつか(くさの なつか)
1985年生まれ。神奈川県大和市出身、東京都在住。東海大学文学部文芸創作学科卒業。在学中、当時同学科の特任教授であった映画批評家・山根貞男の講義を受講し、映画に興味を持つ。 卒業後は映画美学校12期フィクションコースに入学し、在籍中から自主映画の現場に制作などで参加。本作が初の長編作品となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

★インタビューは2013/9/25に行われたものです

1)映画を撮り始めたきっかけ

大学三年生の時に観たダニエル・シュミットの『書かれた顔』です。ドキュメンタリーでフィクションの部分もある作品。映画を観ている時に上手く言語化出来ない感動があって、それを観て批評するというよりそれを作る側、スクリーンの更に向こう側に行きたいなと美学校に入りました。
入学までは映画を撮ったことがなくてゼロからなので、企画の立て方や現場のあり方含め、映画の入り口を与えてもらった場所だと思います。脚本の授業が参考になりましたね。今でも苦手ではありますが、講師の講評で自分のダメなところや脚本のよくないところを精査して組み立て直すという作業を学ばせて貰ったと思います。

 

2)CO2を知ったのは
横浜聡子監督の『ジャーマン+雨』で知りました。

 

3)応募した企画を一言で表現すると
「真似する人と、される人」
今まで描いていたのは短編で、
シナリオをきちんと設けずに、ドキュメンタリーではないけど、その場の役者さんの状況に合わせてどんどん重ねて行く遣り方。
朗読劇とフィクションを重ねたりして、全くのフィクションは撮ったことがなくて、今回が初めての挑戦になります。

何かと何かの間に興味があって、ものの見方はマジョリティ、マイノリティに分けられて、これが普通だと決められることが多いんですけど、果たしてそれだけが正しいのか。
真逆から観た時に果たしてそれはどう見えるのかが、普段から興味があってやりたかったんです。
あとは自己愛をどうしたら描けるか?この二点ですね。

 

4)企画が評価された点
面接では、質問と言うよりアドバイスをたくさんいただいた気がします(笑)。
主人公がシナリオを書いている設定で、そのシナリオと並行させることで、視点を二つ入れるというのもそこで言われたことなんですけど、勉強になりました。

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5)CO2で目指したいところ
対局、真逆の立場に立っている女性をどちらもきちんと魅力的に描きたいです。共感はされなくてもいいので、この人を観続けたいと思える女性にしたいです。

 

6)出来上がった作品の展開は?
今まで公開したことはないので公開してみたいですね。

 

7)役者に希望すること
女性は20代半ばくらいで快活な感じ。
男性は20代半ばの少し頼りない感じ。
主要な人物は3人から4人で、どうするか現在考えている最中です。オーディションでも当たってみたいなと思っています。

 

8)求む!ロケーション情報
オフィスです。広すぎない方がいいけど、ちゃんと机があってオフィスに見えるところがいいですね。

後は住宅街です。私は関東在住なので空気が大分違うところがあると思うので、大阪らしい空気のいい住宅街を探しています。


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