富岡:吉田さんはENBUゼミナールで撮った『象の涙』でCO2に応募、助成監督になって『お姉ちゃん、弟といく』を撮りました。ENBUゼミナール卒業後、シャイカー(★)に所属したんですね。ここではどんな仕事をしていたんですか。
★シャイカー:『呪怨』の清水崇監督や『裁判長!ここは懲役四年でどうすか』の豊島圭介監督らが所属
吉田:おもにNHKの仕事で、ドラマのADや『天才てれびくん』のフロアディレクターを務めました。
富岡:『お姉ちゃん、弟といく』は、『象の涙』とは全然違う系統の作品ですね。この作品で吉田さん自身も自分の作風が見えたっていうか。エロに特化した(笑)
吉田:企画を思い浮かんだのは、カフェでバイトをしているときに、スカートの短いお客さんが来たんですね。その人がノーパンだったら面白いだろうなって思って(笑)。それがテイストかどうかは分からないですけど(笑)
板倉:ボーリングのシーンがとっかかりだったんですね。一番気合入ったって盛り上がるところでした。
吉田:ノーパンボーリングをやらせたかったという(笑)
富岡:40分の作品ですが、何日で完成したんですか。当時は助成金30万でしたけどトータルでどれくらいかかりましたか?
吉田:ちょっとこぼして5日くらいですね。最初、制作費は自分で出したんですけど、最終的に会社に出してもらいました。確か60万円くらいですね。
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