こんにちは。企画・脚本・制作コースアシスタントの金井塚です。
ついに3ヶ月に及ぶ連続ワークショップの最終回となりました!
10月上旬には撮影に入ることになった板倉組、大江組共に
ドタバタし始めてきてきております。
脚本会議に、同時並行で打ち合わせに次ぐ打ち合わせ・・・
オーディションに次ぐオーディション・・・
決めることいっぱい、やることいっぱい!
ふう・・・と、一息もつきたくなるところですが、
このワークショップ内での制作活動、普通と違ういいところは
その組には直接関わらない(または関わっていなかった)人の意見を
その場で聞いて取り込んでいけるところなのです。
それを味方に、時には敵に!?この日のワークショップも進んでいきました。
なぜ初見の人の意見が大切なのか・・・
ずっとその企画や脚本に関わっていると、予備知識もあって
会議での話し合いから、その作品の意図しているところや
すべてが分かった上で脚本を読んでいることになります。
ところが完成した作品を観るのは、そんな前提知ったこっちゃない観客の方々。
こちらが伝わっているつもりでいたことが、つもりでしかなかった!
なんてことにならないように 、予備知識のない人の意見は必要なのです。
今更ストーリーが抜本的に変わるということはありませんが
その意見が加わったことによって、ハコの順番が変わるということは
今回実際にあったことです。
観てもらってこそ完成する映画に、客観的意見はとても大事ですね。
この短編制作ではワークショップ受講生の方が企画からシナリオまで
書き上げたわけですが、いくら映画が好きとはいっても
今まで一度もシナリオなんて書いたこともない方ももちろんいました。
そんな中で、持ってきたものに様々な意見を出され、直してはまた直し、
そしてまた意見を出されては直し(普通にへこたれます)
ひとつのシナリオを仕上げたことは大拍手ものです。
まだ作品として完成したものはありませんが、前期の連続ワークショップは
これにて一区切りです。(完成作品は3月のアジアン映画祭にて上映されます)
そして、10月からは後期の連続ワークショップが始まります。
3ヶ月が 決して短いものではないことを今回参加された皆さんは
感じられたんではないでしょうか。