2011年8月27日

レポート8/27(土)連続ワークショップ「俳優コース」

こんにちは。
俳優コースアシスタントの久貝です。
8月も終わりに近づく今日この頃。
いかがお過ごしでしょうか。
何かと浮かれることもできた8月。
しかし、末が近づくにつれ
9月になるぞ!うかうかしてられないんだぞ!
という脅迫観念を感じます。何なんだこれは。
あぁ、こわいよ?。

さて、8月のワークショップもさくさくと
進んでいます。
進みすぎて大江監督最後のワークとなりました。

今回は前回のテキストを活用して
ゆっくり読んだり、相手に台詞を飛ばす意識をして
読んだり、相手から受けたと感じてから台詞を発したり
ととにかく癖を抜くためのレッスンをしました。

いったん入ったやり方ってなかなかぬけないのですよ。
やるたびにつまづくような感覚を味わいます。
あぁ、これが私の癖なのか。
突然ゆっくりとか早くとか言いづらいよ?
と四苦八苦しながらも
相手から受ける。相手に届ける。
という根本を見直す良き時間でした。

続いてはそれぞれ組みに分かれて
テキストのコンセプトと見せ方を考えて発表することになりました。
この考える時間を今回はたっぷり取っていただいたのですが・・・
いざやるとどうしてそこが見えていなかったのかと
自分の甘さにがっくしくる結果となりました。

同じテキストをやっているのに
やっぱりそれぞれの課題や面白いところが
確実にずれていて面白かったです。
その捉え方面白いなぁとか、ここはこうすればよかったんじゃないか
なんてことを自由に考えながらそれぞれの作品を見ておりました。

考えること。演じること。伝えること。見ること。感じること。・・・

このばらばらな視点の要素を織り交ぜてぐしゃぐしゃにして
いつか大江監督がいっていたような
ごった煮に近い状態でやっと役や作品は
姿をあらわしてくるんだな?という感覚になりました。

今までのワークを通して監督はおっしゃいました。

「芝居とは何なのか。
とロジカルに考えていってください。
芝居を全て感情に頼るのではなく智の部分も必要。
面白いけど、ロジカルな人になっていってください。」

智を育むワークの数々。
芝居は魂であることは当然として
そこにたどり着くまでにさまざまな智を動員して
あがいたかどうか。
芝居や作品の深みの部分はそんな汗臭い事の積み重ねで
増していくのだとあらためて感じ入ったワークの終焉でした。

大江監督ありがとうございました!!
来期もよろしくお願いします。

 

 

 


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