2011年8月23日

第8回助成監督決定!

第8回助成企画募集には沢山のご応募有り難う御座いました。
総応募数74作品より助成監督3名が決定いたしました!

常本 琢招(ツネモト タクアキ) タイトル『蒼白者(仮)』
安川 有果(ヤスカワ ユカ)       『Dressing UP(仮)』
梅澤 和寛(ウメザワ カズヒロ)     『治療休暇(仮)』
(※応募企画名は募集段階のものです。)
【総評】CO2運営事務局

まず応募作品全体の技術面ですが、クオリティの高い作品が増加傾向にありました。これは昨年より現役のプロの参加が増えたからだと考えます。

しかし企画の質は昨年より低下傾向にあるようにみえました。
第一に思いついたアイディアを物語として表現する力が弱くなってることが大きな原因であると思われます。

企画意図は家族や身近な人間関係から生まれるトラウマ、DV、またはマイノリティ意識、失業、格差、などいかにも現代的で社会的と思われるテーマを扱うものが多く、
3.11以後を意識したものもある一方、個人的「感想」から無理やり導き出したようにしか思えないものも多数ありました。
またその題材を独創的に深め、大胆な結論を持ち引き出そうとする努力も感じられないので
「不幸な状態」を提示しても、混乱したままそこからの解決が見出せず、フィクションとしての展開が見えない作品が多くみられた事が残念でした。

面談した中でも自分が「映画で見せたいもの」の説明が明確でないものが多数でした。
そんな中で明確に自分が描きたい題材を掴んでいると思われる3人を助成監督に選んだ運びとなりました。

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今後のCO2にご期待下さい!


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