こんにちわ。
ついに近畿地方も梅雨明けしましたね。
いったり来たりの天候に悩まされる日々も終わり
今日からはいよいよ夏を迎えいれる季節となったわけです。
そんな日々の中でも俳優WSはがしがしと進んでおります。
7/2のWS講師は、全リンダさんでした。
まず、前回行った苦手な役をやるというワーク
をしていなかったペアの発表をしました。
居酒屋や甲子園球場、上司と部下、元彼元彼だったりと
場所もシュチュエーションもばらばらなシーンが続々と発表されました。
リンダさんは発表を終えた演者達に訊ねます。
「ここに来るのは初めて?
どれくらいの広さのお店?
どのレベルのお客を相手にするお店?
他のお客さんはどれくらいいる?
初めて会った相手?
一品いくら位する?
etc・・・」
えっと・・・居酒屋で、お客さんはまだ余りいなくて
ここに来るのは初めてで・・・
という感じで答えていくのですが、
聞かれて初めて自分のイメージしているものの
曖昧さに気づかされるのですね。
居酒屋といってもたくさんあって
自分がイメージする居酒屋はどの居酒屋なのか。
目の前にいる人とはどれくらいの付き合いで
会うのは何回目なのか。
当然ですが、初めて会う人といく居酒屋と
親や友達といく居酒屋での自分の態度や言動って
180度変わってきますよね。
物語を理解する、シーンを理解する
それは細やかな確認作業の中に
見えてくるのだな?と聞きいっておりました。
その後は、前回やったそれぞれの苦手な役のシーンを
作ったペアがカット割を考えて演じるペアに説明し
実際の撮影のように進めていくというワークに入りました。
演じるペアは作ったペアに
ここはどうしたらいいのか
この意味は何なのか等
質問し、作ったペアはイメージと
共にどういうカット割をするかを伝えます。
これはとても面白い試みでした。
普通、役者だけをしていると
演じてほしいイメージやカット割をどう伝えるか
なんて事しませんので。
制作をやっている人は
どう演じればいいんだ!
なんていうジレンマかかえませんので。
それぞれ役者も制作も普段の
「どうして伝わらないんだ」
というジレンマの内情を実践を通して
触れることとなる画期的な取り組みです。
リンダさんは面白そうにその状況をみながらおっしゃいました。
「俳優をうまく説得させられる人がうまいものを作れる。」
逆も然りですが、お互いが何を言わんとしているのか
それを感じ取れるかどうかが一つのもの作りには
なくてはならない能力なんだわ!っとわくわくしました。
話が前後しますがこのWSには制作の方も参加されております。
と言う事で制作や俳優の役割が入り乱れた楽しいWSになるのですね。
どんな人でも楽しめる・学べる・わくわくできるWSです。
興味のある方はこちらへどうぞ。