2014年9月9日

CO2俳優ワークショップ/俳優特待生レポート①

初めまして、GONです。
今回からCO2の俳優ワークショップのレポートを
俳優特待生5人(彩風蘭、辻凪子、馬渕智未、新倉ケンタ)で
回して書いていきます。

第一回目のレポートは私が担当させて頂きます。
お付き合いの程、宜しくお願いします。

私がCO2と出会ったのは(前から存在は知っていましたが)
大阪で毎年行われている
「シネドライブ」がキッカケでした。
自分が出演している『FUCK ME TO THE MOON』という作品が
その映画祭で上映されるので、監督と一緒に挨拶に行った時でした。
監督の滝野君が去年のCO2の作品『螺旋銀河』の助監督をしていて、
「これから関西で頑張るんだったら紹介するよ」と言って下さり、
CO2事務局長の富岡さんとお会いしました。
第一印象は強面なので怖かったですが、
話すうちに映画や演技に対して凄く情熱的で、
知的に分析しておられ、
この人に演技を見てもらいたいと心の中で思っていました。

そして、先日開催された「俳優・演出集中講座」に参加しました。
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講座のテーマは物語を伝えれる俳優になることで、
俳優とはどういうことをしなければいけないのか?
どういうことを表現しなければいけないか?
ということを集中的に学んでいきました。
参加者は全員で20名程度で、
同じシーンを他の人が演じるのはとても勉強になりました。
ワークショップは皆素晴らしくて、自分では想像できなかったことや選択や捉え方、
その人の感性が出ていてとても興味深く想像を刺激されました。
沢山の人との出会いと関わりがあり、とても有意義な時間でした。

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ワークショップが終了し、翌日オーディションが行われた。
オーディションの課題がわからず、私は自己PRが苦手なので、
出来るだけ言うことを考え準備した。
それでも、かなり不安だった。
オーディションの課題はワンシーンの中で2、3役を演じる、
演技だけを観るもので自己PRは一切なかった。助かった。

でも、オーディションって嫌いだ。
「俺らは家畜か!」とか。「オーディションってなんやねん。」
「人だろ!!人!!人それぞれに合う作品があるのに!」
「その人しかこの世に存在してないのに!」とか。
「そっちがそういう風に観るならこっちも観る側を審査してやる!!」
とか思ってしまうし、
「役に合うか合わないか合わせられるか?だけだろ?」
と思ってしまう。
それに1時間でその人の良さをどこまで知ることができるか疑問だ。

でも、自分なりに一生懸命挑んで、オーディションになんとか受かりました。
それから、毎週土曜日に俳優のワークショップを受講する形になりました。
多くの人と関わる機会を頂き、
その上演技の勉強がまたできるのはありがたい限りです。
それに、その他にもCO2は映画に関わる上で必要な教養や実践のワークショップが充実しているので、
時間が合えば、それも受講しています。
映画はやっぱり総合芸術で、他の部署との協力や連携やコミニケーションが欠かせないと思うので、
自分も知れる所は知って協力したいし、スタッフさんがどんなに映画を支えてくれてるか理解を深め、
より感謝するために受けています。
今度の宣伝ワークショップ(9/13開催の特別ゲスト講座)もとても魅力的だと思います。
やっぱり、いくら面白い映画を作っても、観てもらわないと知ってもらわないと意味がないので、
自分が出来ることはなんなのか勉強するために絶対受けようと思いました。
欲を言えば、演出だけのワークショップを開講してほしいと思う。
ロボットに所作や声の高さ完璧にプログラムするように、
人に物語を成立させるために所作や声の高さ、
反応を人にプログラミング(演出)してみるような企画があれば嬉しいのだがと思いました。
そうしたら、演出力が欠けている日本映画の質を上げれると思うし、
物語を成立させるのも安易になるのにと思う。
そんなワークショップがあれば是非研究材料として使ってほしいと思う。

話がそれました。すいません。

俳優ワークショップでどういうことをするかというと、
まず講師の富岡さんがある映画のワンシーンを観せてくれ、
それについてどういう情報が読み取れるか私たちと話し合います。
そして、そこから役の深みを出すためどういう工夫がこらされているか、
効果的だった演技のポイントを教えてくださいます。
そうして、私は演技を観る目を養うことを覚えました。

その後、オリジナルの脚本をもとにあるシーンを2、3のグループを作って、演じます。
それを、カメラで撮って観て、富岡さんのサゼッションを受けるというものです。
これで物語を表現する演技の力をあげています。

中々、自分の意図している表現と他者が受け取る情報の違いを埋めるのは難しく、
同時に面白さを感じます。

私は、UPSという所でメソッド演技を勉強していたので、
役作りをキャラクターから作っていき物語を成立するように作っていきますが、
物語が成立するために、効果的な所作や動作を決め、
その後キャラクターを作って表現していくということを今勉強しています。
向かう目的は一緒ですがアプローチの仕方が違い面白いです。
なんか小説家と似ています。
キャラクターが出来たら勝手に物語ができる人と
念密にあらすじやプロットを作りキャラクターを作っていく人がいるのと
一緒のような気がします。

このワークショップで自分が学んだことは、自分を客観視して自分がどう見えるか?
絶えず自問自答していき表現に、役に、生かすこと。
引きの画では引きの画の所作をしなければいけないこと。
寄りの画では寄りの所作をしなければいけないこと。
お客さんの客席と自分の位置との距離感を合わせて演技を変えないといけないこと。
これは舞台でも共通点があるなと思いました。声の出し方もそうですが。。。

演技を観る目と物語を表現する演じる力を
このワークショップは急激に上げてくれると私は信じています。

自分には短い文章を書く文章力がなく、長くなってしまい申し訳ありません。
稚拙な文章を読むのに時間を割いて、お付き合いして頂きありがとうございます。
これからもCO2を宜しくお願いします。

あと、これは私事なのですが
お世話になっている人や大好きな人達が映画を上映したり、必死になって映画を作っています。
もし宜しかったら、応援お願いします。

制作中
『音楽』『息衝く』『新しき民』『藍色少年少女』『たまゆらのマリ子(仮)』

上映中
『こっぱみじん』『あんこまん』『QOQ』『おんなのこきらい』

をお願いします!!!

GON


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