オーディションの会場になったのは十三にある淀川文化創造館Theater Seven(シアターセブン)。http://www.theater-seven.com/access.html 第七藝術劇場のあるサンポードシティの5階です。
オーディションには48名の方々が参加してくださり、中には東京から参戦の方々も!4?6人ずつの組み合わせでスケジュールが組まれ、朝9時から晩の9時近くまでという長丁場となりました。参加者は審査員からの質問に答えたり、ある映画のワンシーンをそのまま、あるいは配役を交代して、またアレンジを加えながら演じていただいたりと、緊張感溢れる一日となりました。
今まで制作側で、監督としてこういった大きいオーディションに臨むのは初めて、という梅澤和寛監督。「視点を変えて実務的なことだけでなく第一印象や雰囲気も大切に見ていきました。あとは、ちょっと意地悪な視点で質問して、用意してない答えを引き出せるよう工夫してみたり…。この作品ではオファーできないけど、今後の作品で係りたいと思ったり、その人にお願いすると考えて他の話を考えたいなという出会いもありましたよ」
数本の監督経験がある安川有果監督も、オーディションは初めてとのこと。「合同オーディションなので、いいと思う役者さんが被ることもありました(笑)。常本さんから、私が思っていたけど聞けなかった質問が出たり…いい経験になりましたね」
「主人公になる若い女の子を中心に、経歴や受け答えの表情で見させていただきました。役者さんがご自身で思っている性格と私が思う性格では、ギャップのある方も多かったですね。人からどう見られているのか、ご自分がどう思っているのかといった事を聞いてみました。皆さんとてもしっかりしていて、勉強させてもらいました」
「思った以上に収穫が多かった!」と常本琢招監督。
「僕の場合、特殊な人物配置なので面白いと思った方全員にお願いできる訳ではないんですけど、オーディションに来られた方々から発想してあてがきしてみたいなって。大阪で面白い群像劇ができそうな感触がありました」
富岡事務局長からは「撮影は12月頭から年始を予定しています。脚本はまだこれからですから、配役等順次決定していきたいと思います」