蝉の鳴き声と痛いほどの日射しと熱気、そんな夏真っ盛りに行われた「夏休みこども映画教室」
参加したのは、小学校3年生から6年生までの男女12人。
この12人がふたつの班に分かれ、お話を考えるところから、撮影、編集、
そしてお披露目会までを行います。
まずは初日の8/10(水)大阪市立大学にて
子どもの頃、一度はしたことがあるんではないでしょうか。
だれが、どこで、何をしたゲーム。紙にひとつひとつ好きなように
「だれが」「どこで」「何をした」「どうして」と書いていき、
ぐちゃぐちゃに混ぜて読んでいくと突拍子もない話が出来上がります。
これには子どもたちも大ウケでどちらの班でも大爆笑が起こっていました。
「インドのお坊さんが、学校をさぼって、ミイラを殺した、アメリカで、さみしいから」
「弟が、家を出る日に、3分しか地球にいれない天使が、恋をした、お金が欲しいから」
などなど・・・
なんだかはちゃめちゃな話ばかりですが、これはいわゆる企画を練っている段階。
ここから今回撮る映画のお話が生まれました。
2日目、8/11(木)から早速撮影が始まります。
みんな自分たちで用意した衣裳に着替え・・・
おっと、ミイラがいますね。お隣の青いワンピースを着ているのは、インドのお坊さんの奥様。
実はこれ、ビフォーアフターだったり・・・。子どもたちが考えるストーリーは本当に奇想天外です。
そして、撮影に出発!!!お坊さんも登場です。
お坊さん、こちらではマイクマンに変身!カメラマンに、監督、録音、カチンコを打つ姿までみんな
なかなか様になっています。
一方、天使が登場するこちらの班は、天使の「羽」作成中・・・
男の子天使誕生!どうやら恋の話から友情の話に変更された様子。
班の男の子たちから「恋とか嫌ー恥ずかしいー」と猛烈な反対を受けたのです。
そんなお年頃なんですね。
3日目、8/12(金)も撮影は続きます。
本当に暑い中での撮影だったので、水分補給と共に体を冷やすグッズが大活躍でした。
2日前ははじめましてでも、もうすっかりこんな距離感、火照った体を冷やしてあげています。
左下の女の子が覗いているのは底を切り抜かれたマッチ箱。指や手を使ってやる方もいますが、
画を決めるのにこんな方法があるよ、とコーチから提案されたもの。
初めて映画を作りだした子どもたちには、当初カットを割るという概念がありませんでした。
でも、演劇とは違うんだよ、映画なんだから見せたいところを切り取っていけばいいという
コーチからの話で、みんな目からウロコだったのかな。
演じる側の動きも、幅が広がったように思います。
初めてがいっぱい、猛暑の中で頑張った撮影が終わりました。
追撮・・・ありそうですが。
(2)へ続きます。