2014年9月14日

CO2俳優ワークショップ/俳優特待生レポート②

皆様、はじめまして!!
彩風蘭と申します。

名前が独特なので、読み方も含め不思議???に思われるかたが多いのではないでしょうか?

改めまして、私、元宝塚歌劇団花組娘役そして俳優特待生最年長の
♪彩風蘭-アヤカゼラン-と申します♪
覚えて頂けましたか?どうぞ宜しくお願い致します。

ワークショップレポートは今回で第2回目を迎えました。
毎週土曜日11:00~14:30までCO2事務局で行われ、私共5名がその日の様子や各自の想いを綴って連載して参ります。
皆様に興味を持って頂けるレポートをお届け出来れば…と思っておりますので、どうか、最後までお付き合い下さいね。

それでは、本題に入りたいと思います。

先ず、ワークショップの主な流れについて簡単にご説明致しましょう。


・課題配布
・物語の分析
・登場人物の構成.感情の流れを探る
・各グループに分かれ実践し録画
・撮影された映像を第三者の立場で読み解き、自己の反省点を見つける

※同じ役でも演者が変わると全く違う作品に仕上がる事があります。又、相手役が変わると間合いも変化するのでその表現の違いを楽しめますし、他者の演技を見て学び、自己の反省点を見つめなおす事が出来ます。

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・参考資料(映画の一場面を鑑賞)から読解力を養う
※場面によって多少異なりますが、わずか10分程度の映像でも[少しの台詞]と[良質なリアクション]があれば登場人物の関係性や職業、過去や現在の心情に至るまで読み取る事が可能になります。
・本日の新課題
※A課題とB課題、どちらも同じセットで行い登場人物の人数も名前も台詞もほぼ同じ条件の中、結末の台詞のみ、わずかに異なっていたら…。
その物語をあなたはどう読み解き演じわけますか?
◎演じる事はとても奥深い作業です。
「分析型」
「思い付きの感覚型」
「天性の感受性型」…
色々演じ方はあると思いますし、何が正解とは言い難く、演技に『完成』と言う言葉はありません。
ですが、現場に出てその時の指示に順応に対応出来るオールマイティーさがあれば…役者としては『完成』に近く理想的ですよね。

CO2事務局のワークショップは、基本に基づき役者として必要不可欠な事をステップ方式で学べる場所だと私は実感しています。

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◎常々、指導を受けている内容の1部を以下に纏めてみました。

明確にお伝え出来るか解りませんが…、頑張って書き込みましたのでφ(。_。)…φ(◎-◎;)…(((φ(..)
ご参照頂ければ嬉しいです。

《先ずはじめに》

【俳優の役割について】
優れた脚本には名詞と動詞しか書かれていません。
その為、隠れている形容詞や副詞を表現するのが役者の仕事になってきます。
つまりは、台本に書かれていない言葉を読み説き、どんな状態か物事の様子を明確に観客に伝えるのが役者の仕事なのです。

その際、必要なのが↓

【物語を読み解く力】
物語を正確に読み説かなくてはなりません。
より多くの作品を観て感性を養う必要があるのです。
作品の表現は役者の技量にも掛かってくるので、作品を創る一員として責任を持ち、常に学び続ける事の大切さを身を持って感じました。

【表現する事の難しさ】
表現した事が、思うように観客に伝わっていなかった経験はありませんか?
前文に述べた役者の役割=[リアクション]に掛かってくるので、その重要性をここで体感します。
舞台と違って映像の場合は、[ヨリとヒキ]があるのをご存じですよね。
映像は、声の出し方も仕草も意味もなく大きく見せる必要はありません。
しかし、ヒキの演技を抑え過ぎてしまったら心情を上手く伝える事は難しくなります。わずかな調整は本当に一苦労です。今更ながら、表現する事について深く考えさせられました。

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【個性を消す事の重要さ】
個人の勝手な解釈によりキャラクターを作り出すのは危険です。
先ず物語の軸に従い、自分が演じる役の役割を充分に理解する必要があります。
物語を明確に伝える為には余分な個性や自己流の演技は必要なくなるのです。

◎もちろん、生まれもっての個性はありますし、その人にしかないイメージや個人の存在感は大切です。
ですが、それのみを軸に役を作り込むのは大変危険だと言う事を頭の片隅に入れておかなくてはなりません。

◎時代背景も変われば所作も変わります。時代に合った生き方があり個人の想いもおのずと変わってゆくのです。
そうは言っても、未経験な事を表現するのは大変ですよね。
その為に資料があり、日頃から学んでいれば現場で困る事はありません。
自分では絶対に経験出来ない人生を体感出来るのですから…、役者の特権として大いに楽しみたいですよね。

《最後に》
私は未だ未だ勉強中の身なので、講座の度に失敗や反省する事が多々あります。

前文でも延べましたが、参加している人の演技から学び得る事は数多く、今日も沢山の事を吸収する事が出来ました。
ワークショップへの参加は、とても良い刺激になっています。

今回のレポートで、授業の様子をどこまでお伝え出来たか不安ですが、ご興味を持って頂けたなら…幸いです。
参加された方もご検討中の方も、お会い出来る日を楽しみに致しております…。

 

以上、彩風蘭がお送りしました。
それでは皆様、
ご機嫌よう~さようなら(*^о^*)/~~


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