2011年11月9日

レポート連続ワークショップ「短編映画制作」(3)

こんにちは。CO2事務局です。
連続ワークショップ/短編映画制作・大江組「かくれんぼ(仮)」の撮影時レポートです。
感想を山本紗己子役で出演の久貝亜美さんにお伺いしました。

 

大江組の今回の撮影テーマは「ワンシーン・ワンカット」
スタッフ・キャストが悩み・怒り・苦しみ・・・最終的には感動すらしたテーマです。

まず、大江さんが「ワンシーン・ワンカットでやろうと思うんですよ。長屋でほぼ家の中だけを撮りつづけ時間経過も表現します。」と言い出した時、皆あんまりにもイメージができない為か賛成も反対もしませんでした。
へぇ?そんなことするんだ・・・とどこか人事で。
しかし、リハーサルが進むにつれどんどんと「ワンシーン・ワンカット」の壁にぶつかるスタッフ&キャスト。

よく考えれば当たり前ですが、始めから終わりまでミスしちゃだめだって事ですから。
約40分の芝居をずっと撮っててスタッフも役者も最後までミスしちゃだめなんです。
しかも、ほぼ家の中。スタッフはどこに隠れていればいいのか。

小道具はどのタイミングで出すのか??衣装チェンジをどこでするのか??

夜を表現する為に黒幕を全ての窓にかぶせ暗転部隊を置くと。その数、5ヶ所。

誰が指示を出すのだ。っていうか家の外で聞こえるの?
声って拾えるの?無理だ。全てアフレコでいこう。えっ!!(音声)

ということで実際の現場ではスタッフの声が飛び交いながらの撮影。
「芝居中は静かに、エアコン切って。」なんて常識は覆され、
むしろ役者への指示やスタッフへの指示はマイクを通して大々的にお知らせ。
そんな状況は無視しながら、指示はちゃんと聞きながら芝居をし撮影を続行していくのでありました。

何度も何度もこうしたらああしたらという会議があちこちで開かれ、
それこそ舞台のようにみんなで一つの物語を造っているという意識がどんどん高まっていきました。

最終、大江監督の「カット!!」の声にそこここから拍手が漏れみんながみんなの労をねぎらうように無言で微笑みあう中、
大江監督が「これでクランクアップとしたいと思います。」との宣言で全員のテンションMAX!!
これぞクランクアップという素晴らしき終わり方でありました。

?最後までどうなるんだろうという不安をぬぐい切れない現場ではありましたが、
着実に「ワンシーン・ワンカット」へ向けての何かが積み上がっていく度に遠くに見えていた目標を全員で形にしている充実感がありました。

こんな映画なのに舞台のようで舞台よりややこしい現場はそうそうないと思います。
きっと変な緊張感が画面からあふれてくることでしょう。

撮影が終わった今見ても、まだドキドキしてしまいます。

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ワンカット、ワンシーン。どんな仕上がりか気になりますよね。
来年3月開催の大阪アジアン映画祭での上映をお楽しみに!


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