2018年5月10日

花コリ10周年特別講座 レポート

2018年4月7日(土)、花開くコリア・アニメーション2018+アジア10周年記念イベントとして、
「韓国と日本でこんなに違う!? アニメ制作の現場」+ランチ交流会 を開催しました。

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司会・聞き手:CO2運営事務局 小川 泉

●はじめに
「花開くコリア・アニメーション2018+アジア」で上映される数々のアニメーション作品をはじめ、韓国で作られた映像作品はいま、どんどん世界に向けて展開され、高い評価を受けています。
その背景には、韓国政府が自国の文化を積極的に展開する為、しっかりと製作支援制度を整備しているという状況があります。
日本は「アニメーション大国」と言われますが、個人で制作しているアニメーション作家にとっては活躍の場が少なかったり、収入に結びつかなかったりと、制作を続けていくことが難しいのが現状です。
今回の講座で、ゲストのお二人から韓国のインディペンデント・アニメーション制作の現在について学び、日本との比較をしていきながら、日本の更なるアニメーション文化の発展について考えていきたいと思います。

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INDEX
(1) 韓国インディペンデント・アニメーション協会 事務局長 チェ・ユジンさん 講義
−1.韓国インディペンデント・アニメーションの現状
−2.インディペンデント・アニメーションの意味
−3.歴史と展開
−4.傾向と特徴
−5.韓国インディペンデント・アニメーション協会(KIAFA)
−6.韓国政府の製作支援
(2) イ・ジョンフン監督インタビュー
(3) 韓国と日本の比較
(4) 参加者の皆様から質問
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(1) 韓国インディペンデント・アニメーション協会 事務局長 チェ・ユジンさん 講義

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1.韓国インディペンデント・アニメーションの現状

韓国で初めて作られたアニメーションは1956年のテレビCM用で、長編が初めて作られたのは1967年の『少年勇者ギルドン』(花コリ2011大阪で上映)。これ以降、アニメーションが産業として作られるようになりました。
アニメーション製作が始まった当時、韓国の人件費が安かったこともあり、オリジナルの作品よりも下請けの作品が主流で、アメリカや日本から請けた仕事でアニメーション会社が成長していきました。日本の『黄金バット』 (1967)が韓国で一番最初に下請けで作られたアニメーションです。
オリジナルの作品を作るようになったのは1988年のソウル・オリンピックがきっかけでした。オリンピック開催にあたって、オリジナルのアニメーションがないのは問題があるのではという認識があり、その時から韓国政府がアニメーション製作の支援を始め、1987年頃からオリジナルのテレビ用アニメーションが作られるようになりました。

2.インディペンデント・アニメーションの意味

まず、「インディペンデント」という言葉について、「コマーシャルではない」と認識されることがありますが、これは間違いです。コマーシャルではないので上映料を払わなくていいとか、お金は要らないと言われたりしますが、誰もがご飯を食べて生きるためにはお金が必要で、そうでなければ作品を作って生きていくことができないので、コマーシャルかコマーシャルでないかという区別は「インディペンデント」を表現するにはふさわしくないと思います。短編、アングラ、作家主義、実験、アートアニメーションなどいろんな言い表し方がありますが、それぞれインディペンデント・アニメーションのひとつの種類であって、インディペンデントに含まれるけれどもそれが全部ではありません。

インディペンデントは「独立」という意味ですが、韓国では資本からの独立を意味します。韓国語では「독립애니메이션 / 独立アニメーション」と言います。製作をするときは、出資者の意思に関係なく、作家が自分が作りたいものを作る。完成後に配給したり外部に見せるときは、テレビ会社や映画配給会社の意見に従うのでなく、作家自身が自分の作品をどう見せるかを自分で考えて行動する。
例えば、韓国では政府からの支援を受けて短編作品を製作する場合でも、政府が内容について干渉することはありません。作家が自分の作りたい作品を作るだけ、です。だからインディペンデント・アニメーションでは、作家が中心となって製作や配給を行うことが大切です。

3.歴史と展開

韓国でインディペンデント・アニメーションが作られ始めたのは1980年代。独裁軍事政権下で民主化運動が活発になっていた時期です。民主化というメッセージを、文章よりも絵や音楽などの文化的な表現で社会に訴える為に起こった文化運動「民衆芸術運動」の中で、動かない絵よりも動く絵のほうが人に伝わりやすいと考えた美術家たちがアニメーションを作るようになりました。このように、当時インディペンデント・アニメーションを始めたのは民主化運動をしていた人が多く、現在でも政治的・社会的な話が多い原因は、恐らくここにあると思います。

1990年代に入ってアニメーション創作グループがいくつか現れ、政府の製作支援も始まり、インディペンデント・アニメーションが成長し始めます。ソウル国際漫画アニメーション映画祭(SICAF) が1995年に始まり、製作支援を行う代表的な三つの機関であるソウル・アニメーションセンター、映画振興委員会(KOFIC)、韓国コンテンツ振興院(KOCCA)がこの時期に設立されました。
大学にアニメーション学科ができたのが90年代後半、その卒業生が社会に出始めたのが2000年代です。大学教育によってアニメーション作家と作品数が増え、国内だけでなく海外の映画祭でも韓国の作品がどんどん上映されるようになりました。
そのような流れの中で、現在私が働いている韓国インディペンデント・アニメーション協会は、作品の権利の保護や配給、映画祭などの活動の為、2004年に創立されました。

このような成長期を経て現在は、個人での作品製作だけでなく、作家がグループになってスタジオを構えたり、短編だけでなく長編やweb用、テレビシリーズを製作するなど、活動の方法が多様化しています。自分の経験を活かしながら、どのように自分の作品を作っていけるか模索している時期です。

4.傾向と特徴

社会的・政治的な話が多いところが韓国のアニメーションの特徴で、年代によっても題材は違ってくるのですが、近年は社会的な内容を扱いながら個人の内面に関連付けた作品が増えています。人は皆社会の一員として生きているので、個人的な感情を描いていても、社会に向けた共感できる話として繋がっていく。
今回(2018年)の花コリで上映する作品の中にも、いくつか社会的な題材を扱った作品があります。
『花咲く手紙』は、北朝鮮から脱出した女性のドキュメンタリー・アニメーション。『BIG FISH』は、2014年のセウォル号沈没事故に基づいて作られた作品です。『華麗なる外出』は、女性が結婚して出産して、自分がやりたいことがあっても外出もままならないという感情を描いている作品です。この作家はこれを学生のときに作り始めて、実際に結婚・妊娠・出産を経験しながら10年程かけて完成させました。作家自身の気持ちが強く表現されている作品です。

最近は海外でも評価されている作家が増えています。上映作品の中では、『情けなくて、すみません 』のチャン・ナリは、過去の作品『父の部屋』が海外の映画祭で多数の賞をもらっています。『深心』 のキム・スンヒは、海外にも積極的に自分の作品を売り込んでいて、前作の『心鏡』は70以上の映画祭で上映され、今もヨーロッパを回っています。一生懸命宣伝している作家です。『(OO)』のオ・ソロも、前作『Afternoon Class』がたくさんの映画祭で上映され、海外でも活動をしています。

短編から長編を作るようになった作家もいます。『新感染 ファイナル・エクスプレス(邦題)/부산행』で世界的に有名になったヨン・サンホも、インディペンデント・アニメーションの長編を製作していますし、今年1月に公開していた『I’ll Just Live in Bando /반도에 살어리랏다』を作ったイ・ヨンソンは短編をずっと作っていて長編製作までたどり着いたというケースの作家です。(前作の短編作品『トイレコンクール』は花コリ2016で上映)
最近では、韓国インディペンデント・アニメーション協会(KIAFA)で国から支援金をもらってweb用アニメーションを作るなど、インターネットやIPTVなどを活用した新しいプラットフォームの開発も進めています。
(※花コリ2018で上映する『公園で会いましょう』『情けなくて、すみません』『Manimals』は作家支援のプロジェクトの一環でweb用アニメーションとして製作されたもの。)

5.韓国インディペンデント・アニメーション協会(KIAFA)

まだ韓国で作家の権利が守られていなかった頃、自分たちの権利を守ろうという作家たちによってANIMA FORUMというグループが結成され、他の協会に所属していた作家や個人作家も集まり、2004年に設立されたのが韓国インディペンデント・アニメーション協会(KIAFA)です。
設立の翌年から、インディペンデント・アニメーション専門の映画祭「インディ・アニフェスト」をスタートしました。当時はあまり海外の映画祭で上映できなかったので、作家が自分たちで上映できる場所を作る為に始めた映画祭です。
当初、個人では作品の保存や管理や上映の交渉ができない場合があったので、きちんと作品の管理・保存・配給をしてお金を貰えるモデルを作ろうと、2010年から配給事業を始めました。
上映事業では、花コリのような巡回上映や定期上映、長編の公開の仕事をしています。
他にも中学生向けのアニメーション体験ワークショップの開催や、データベースの管理、最近は協会の空きスペースを個人作家にスタジオとして提供するなど、様々な仕事をしています。

6.韓国政府の製作支援

韓国では主に3つの機関が製作支援をしています。

機関 内容 説明
KOCCA
コンテンツ振興院
(政府)
短編アニメーション製作支援
(長編・TVシリーズの支援、ウェブなどのNew Media 支援、パイロット支援 など)
短編最大4,000万ウォン(約400万円)
年間10本前後
SBA
ソウル・アニメーションセンター
(ソウル市)
短編アニメーション製作支援(長編・TVシリーズの支援) 最大3,000万ウォン(約300万円)
年間6本前後
KOFIC
映画振興委員会
(政府)
短編支援なし 長編製作支援、長編マーケティング支援、長編企画の支援

(※この3つは花コリの上映作品のエンドロールにロゴマークがよく出てきます)
金額だけで見るとSBAよりKOCCAのほうがよさそうですが、KOCCAは制度上、精算が厳しいです。
KOCCAの支援は「仕事を作ること」が目的なので、誰かを雇わなければいけません。作家が貰ったお金を、自分の給料に回すことはできないのです。インディペンデント・アニメーションは一人で作ることが多いのに、自分にはお金が回せないから監督が他所でアルバイトしなきゃいけない。そういった問題もありますが、予算はKOCCAが最大です。
その点、SBAは「作家の支援」が目的なので、作家が全部そのお金を使っても大丈夫です。

(2) イ・ジョンフン監督インタビュー

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イ・ジョンフン(『星が輝く夜に』監督)
1988年生まれ。韓国アニメーション高校、韓国芸術総合学校卒業。2015年、友人らとアニメーション・出版スタジオ「VCRWORKS」を創業。2005年に短編『夢想の歩み』、2008年に短編『my ball』、2017年に短編『星が輝く夜に』を制作・発表。
※監督作品『星が輝く夜に』は、〈花開くコリア・アニメーション2018+アジア〉短編プログラム2:記憶+時間 にて上映!

通訳:田中恵美さん

・韓国アニメーション高校、韓国芸術総合学校でアニメーションを勉強されたとのことですが、卒業後どのようにスタジオを立ち上げたのですか?
私と同じくアニメーションを専攻してきた同期で、アニメーションを仕事にしている人はあまり居ないのですが、その理由として、韓国にアニメーション制作会社が少ないこと、アニメーションに携わることのできる機会があまりないことが考えられます。そして、韓国のアニメーション制作会社は、幼児・子ども向けの作品を作っているところがほとんどです。そこで私たちは、自分たちと同世代の、20代30代の人達が見られるようなアニメーション作品を作りたいと思って、自分たちのスタジオを立ち上げることにしました。

・スタジオの大きさ、人数は?
事務所が集まっているビルの中にあり、広さはこの部屋(※ 会場のCO2運営事務局)くらいだと思います。小さいスタジオなので、通常アニメーション制作チームは5人程、スタジオ内の絵本作家まで含めると7人程です。

・オリジナル作品を作ることが多いですか?依頼を受けて作ることが多いですか?
基本的には私たちの色が出るオリジナル作品を作っていくことが目標で、その為の資本を稼ぐために、ミュージックビデオのアニメーションや、CM用のアニメーションなどの依頼を受けて仕事をしています。

・仕事の依頼はどのように来るのですか?
最初は知人の繋がりで小さい仕事から始めていったのですが、放送などで作品を見た人たちが私たちのスタジオのサイトを見て、そこから依頼が来るようになりました。特に営業をかけて回ったりしたことはありません。
私たちはTwitterInstagramFacebookVimeoなどを使って映像をどんどん公開していて、そこでたくさんの人に見てもらうことが仕事に繋がっています。私たちに限らず、韓国ではSNSを通じて仕事依頼が来るというケースが非常に多くあります。

・依頼を受けた仕事の報酬は充分にありますか?
どういう仕事にいくらということは決めていませんが、できるだけ政府が決めた報酬の基準額以上を出そうと思っています。在籍している作家が3人居るのですが、それぞれフリーランス契約で、関わったプロジェクトごとに報酬を出しています。依頼が来た時には、かかる時間や費用をある程度算出してクライアントに提示し、条件が合えば仕事を受けますし、合わなければお断りする場合もあります。
韓国で私たちのように自分たちの色をもっているスタジオはあまり多くないのですが、自分たちのスタジオにしかない個性や特徴をできるだけ明確にしておくことが大事だと思っています。それが自然と価値になって、収入も増えていくのではないかと。そう思って日々研究や技術開発にも取り組んでいます。

(3) 韓国と日本の比較

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・日本の場合、テレビシリーズや長編映画のアニメーションはとてもたくさん作られていますが、それと比べるとインディペンデント・アニメーションや短編アニメーションの需要が少ない状況にあり、個人作家がアニメーション制作で生活するのは厳しい状況にあります。韓国には短編アニメーションを求める文化や需要はありますか?
(ユジン)正直に言うと、あまりありません。
私としては、日本のほうが、インディペンデント・アニメーションだけでなく様々な個人の創作を尊重しているように感じます。韓国は何か大きなヒット作が生まれるとみんなそっちに行ってしまう傾向が強いので。
需要が少ないという現状は日本と韓国であまり変わらないと思いますが、韓国でずっと活動できている作家たちは、政府からの製作支援を活用したり、イ・ジョンフン監督のスタジオのように作家が集まって仕事をもらえるシステムを自分たちで作ったりしています。それができるからきちんと作家が生活できているんじゃないかと思います。

・日本でアニメーションを志す人は、大学や専門学校でアニメーションを勉強してから社会に出ることが多いですが、韓国でもそのように学校で勉強されるのですか?
(監督)大学だけでなく、韓国にはアニメーションを専攻できる高校がいくつかあります。
大学のアニメーション専攻に入ってみると、高校から学んできた学生のほうが基本的な技術や方法についてはよく知っているし、飲み込みが早いです。
(ユジン)ただ、高校からアニメーションを学んだほうがいいかどうかは、人それぞれだと思います。高校生はまだ若くて遊ぶ時期なので(笑)。アニメーション制作はすごく大変で辛い経験だと思うから、アニメーション高校を出てアニメーションの道に進んでいる人って、恐らく少ないと思います。だから高校から学ぶべきかどうかは議論できるところだと思います。
(監督)ひとつ良いところがあるとすれば、すごく辛くて自分の進む道ではないと感じたら、若いうちにやめておけることですね(笑)。

・制作者のセルフプロデュースについて質問です。「日仏アニメーションの文化論」という本の中で、日本を代表するインディペンデント・アニメーション作家の和田淳さんが、海外研修やヨーロッパ向けの仕事をした経験から比較すると、日本人はセルフプロデュースが苦手だということを指摘されています。内気な性格の人が多いからか、自分を売り込むことがなかなかできないと。韓国ではどうですか?
(ユジン)講義でお話しした通り、「インディペンデント」という言葉自体が「自分で作品を作って自分で売り込む」という意味を含んでいるので、作家もセルフプロデュースの大切さはわかっていると思うのですが、苦手な人も上手な人もいます。
世界中の映画祭で作品が上映されている作家は、膨大な数の映画祭の傾向を調べて、自分と似た作品が上映されている映画祭のリストを作っているそうです。そこを狙って応募するから、当選率が高い。
ネットで公開する時も、いろんな海外のブログに紹介依頼のメールを送ったりしていると。
作品を作り続ける為には、自分を売り込むことが必要だと皆が感じていると思うし、これまでの歴史を見ても皆そうしてきた。自分のやりたいことは、自分で方法を探してやっています。
(監督)セルフプロデュースが得意かどうかは、恐らく性格の影響が大きいと思います(笑)。私はあまり人前で緊張しないので、自信を持って話せる方です。それでも自分たちの作品が少なかった頃は、萎縮して自信が持てないこともあったのですが、いま4年目になって作品が増えてきたので、自信を持ってプレゼンテーションや活動紹介ができるようになってきています。

・最後に、今回の花コリで上映される「休日の平和」という作品は、7人の作家によってリレー形式で制作され、1人日本の作家が参加されています。どのような経緯で作られたのですか?
(ユジン)インディ・アニフェストでリレーアニメーションのプロジェクトを始めたのは2010年。韓国の作家が集まって、一緒に一つの作品を作ってみようと始めました。
インディ・アニフェスト10周年の2014年に、海外の作家とも一緒にやろうという話になって、初めて日本の作家が参加することになりました。
その時から海外の作家と一緒に制作する為に、「平和」というテーマでやってきて、去年は韓国で有名な現代詩人シム・ボソンの「休日の平和」という詩をもとにしてリレーアニメーションを作ることにしました。日本アニメーション協会などを通して日本の作家を募集して、2017年は山田耕司さんに参加してもらいました。
今年はエレクトロニック・ミュージックをやっているミュージシャンと一緒に、彼の音楽を使ったリレーアニメーションを作ろうと思っています。
※リレーアニメーション『休日の平和』詳細

(4) 参加者の皆様から質問

・日本国内でもあまり知られていないのですが、いま日本のアニメがCrunchyroll(クランチロール)などの海外専用サイマルメディアでどんどん配信されています。インディペンデント作品は恐らくまだ配信されていないのですが、韓国にはそういった動きはありますか?
(※ Crunchyroll…Netflixのような動画配信サービスで、日本のアニメが月額料金で見放題。海外専用で日本国内からは利用できないそうです)
(ユジン)まだありません。クランチロールは聞いたことがありますが、あまり知られていないと思います。

・製作支援に関して、日本では文化庁が担当していますが、フランスでは経済産業省の管轄だと聞きました。韓国は政府のどの機関が支援を行っているのですか?
(ユジン)「文化体育観光部」という、日本でいう文化庁と同じようなところです。
ただ、日本の文化庁は他より少し下の機関だと聞いたので、文化庁よりは多分お金を持っていると思います。KOCCAはそこに所属している機関のひとつです。
(※ 韓国の「~部」は日本でいう「〜省」で、文化体育観光部は法務部・外交部・国防部などと並ぶ機関)
でもアニメーションを文化とみなして支援しているかどうかは曖昧です。政府からの支援はアニメーションがお金になるからという理由で始まったので、KOCCAの支援も産業を動かすことが趣旨です。短編アニメーションは製作支援の中では最も小規模ですが、長編やテレビシリーズなどの商業作品は雇用を生むので、政府がより大きい経済効果を狙って多額の支援をする傾向があります。

・ランチ交流会

講座終了後はお待ちかねのランチ交流会!

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この日、朝からスタッフやゲストの方と韓国海苔巻きをたくさん作っておりました。その数20本!
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講座参加者の皆様や、ゲストやスタッフでお話しをしながら、韓国の食文化もおいしく体験できました。
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◎ランチ交流会メニュー◎

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●김밥(キムパッ)
韓国式海苔巻き

●북어국(プゴクッ)
干しスケトウダラのスープ
二日酔いの時に飲むことも。

●미역국(ミヨッグッ)
わかめスープ
韓国では出産時に妊婦さんがわかめスープを飲むので、誕生日に自分を産んでくれたお母さんを労わって飲むスープでもあります。

●사골우거기국(サゴルウゴジクッ)
牛の脚の骨で出汁をとり白菜や大根等の茎や下の葉っぱを入れたスープ

●오미자차(オミジャチャ)
五味子茶
「甘・酸・ 苦・辛・鹹(かん)」の五つの味が含まれているといわれ、そのときの体調によってお茶の味が変わる、とも言われています。

●누룽지차(ヌルンジチャ)
おこげの味のお茶

●옥수수 수염차(オクスス スヨムチャ)
とうもろこしのヒゲ茶
とうもろこしのヒゲをお茶にしたものです。

●キムチ2種
韓国からお母さんが送ってきたという、干し大根のキムチと長ネギのキムチ(KIAFA元スタッフのホ・ジソン氏提供)

●찰보리빵(チャルポリパン)
찰(チャル)=穀物や餅を表す名詞について『粘り気』の意味
보리(ポリ)=麦
빵(パン)=パン)
慶州銘菓で、韓国風どら焼き。モチモチしておいしいです。

●떡볶이스낵(トッポギスネック)
トッポギ味の甘辛いスナック

●들깨캬라멜(トゥルケキャラメル)
エゴマ味のキャラメル

●꿀꽈배기( クルカベキ)
アカシアのハチミツとリンゴで味付けしたサクサクの甘いお菓子


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