単発ワークショップ
1回から参加可能な講座です。
映画120年の歴史を基本的な教養として習得し、それぞれの文化と社会状況の中で、映画がどのような役割を担ってきたのか。
また技術や手法的な変化(進化)の理由は何だったのかを広い眼で再確認し、映画という20世紀の新しい娯楽がどう位置付けられ、現在の映画、映像を囲む状況が生まれたのかを読み解く。
少しでも映画に関わる方が最低限知っておかなければならない歴史を習得する。
【映画基礎講座】
開催日時 |
8月〜2月までの第1、3木曜日 ※12/28特別開講(全15回)
- 8月4日(木)19:00~21:00
① 〈映画とは何か?〉
1895年に〈シネマトグラフ〉として〝動画〟が初めてスクリーンに映写された。それから20世紀は映像の世紀として映画を中心に発達。
20世紀半ばにはテレビが誕生し、20世紀末にはインターネット、そして現在ではスマートフォンで簡単に動画が見られるようになった。
では120年がたった今、映画とは何か、あるいは今後、映画はどうなるのだろうか?映画全史を知っておこう。
- 8月18日(木)19:00~21:00
② 〈普通の映画と呪われた映画〉
現在の我々が普段楽しむ映画=普通の映画、そうではない呪われた映画=異端の映画、の二つに分けてみる。
映画の手法の秘密の扉を開けて見よう。
- 9月1日(木)19:00~21:00
③ 〈ドキュメンタリーとは?〉
実写とドキュメンタリー映画、あるいは劇映画はどう異なるのか?あるいは同じなのか?映像によって喚起される嘘とホントについて。
- 9月15日(木)19:00~21:00
④ 〈ヨーロッパの芸術と映画〉
映画は芸術か?フランス映画の詩情と芸術映画の歴史、映画理論史と前衛映画まで。
- 10月6日(木)19:00~21:00
⑤ 〈発明の開拓 アメリカ映画産業〉
電球の発明、蓄音機の発明、キネトスコープの発明、エジソンから始まった娯楽文明とアメリカ映画史。
- 10月20日(木)19:00~21:00
⑥ 〈俳優は国境を越えて〉
国際的に活躍する俳優たち、白黒とカラー映画の黄金時代。
- 11月3日(木・祝)19:00~21:00
⑦ 〈日本人の映画〉
日本映画の黄金時代と日本の映画会社。
- 11月17日(木)19:00~21:00
⑧ 〈70年代ニューシネマと若者の映画〉
ニコラス・レイからスコセッシ、スピルバーグまで、戦後のアメリカでは若い監督たちが若者を主題に映画監督になる。
- 12月1日(木)19:00~21:00
⑨ 〈再考:映画とは何か?〉
アナログフィルムの質感と、物質として見えないデジタルデータ。デジタルシネマの在り方とリアリズムについて。
- 12月15日(木)19:00~21:00
⑩ 〈夢の工場ハリウッド〉
サイレントからトーキー、そして白黒からカラーへ。
また、スタンダードからスコープへといった映画のスクリーンサイズの変遷と映画産業。
- 12月28日(水)19:00~21:00
⑪ 〈今日は何の日?〉
上映速度とコマ数について。
- 1月5日(木)19:00~21:00
⑫ 〈アニメーションと映画〉
動くことの快楽はアニメーションの原点であり、変化する快楽もまたアニメーションから得ることが出来る。
- 1月19日(木)19:00~21:00
⑬ 〈ジャンルの歴史:ホラー映画と怖い映画の楽しみ方〉
- 2月2日(木)19:00~21:00
⑭ 〈ソ連映画と民族映画〉
多民族国家のソ連はすでに崩壊したが、1920年代言語が異なる地域でも映画によって価値は共有できると信じられていた。
- 2月16日(木)19:00~21:00
⑮ 〈アジア映画と大阪〉
大阪で日本初の〈シネマトグラフ〉上映から120年。1980年代から始まる本格的なアジア映画の興隆とその後について。
※内容は変更する場合があります。
※12月28日(水)については、プラネット・スタジオ・プラス・ワンにて同日19:30から上映される《映画生誕121年記念日》鑑賞込みの受講内容となります。(別途鑑賞料は発生しません) |
専任講師 |
富岡邦彦 |
開催場所 |
CO2運営事務局 |
受講料金 |
1,500円/回
※脚本ワークショップ受講者は無料 |
定員 |
10名 |
締切 |
空きがありましたら当日でもご参加いただけます。 |
【お申込みフォーム】
下記フォームよりお申込みください。事務局より受付完了メールをお送り致します。3日経ちましても連絡が無い場合はお手数ですが、CO2運営事務局までご連絡ください。