エジソンのキネトスコープ上陸記念上映

 

日本でのエジソンの「覗き窓」式の<キネトスコープ>の公開は今から127年前。1896年11月17日の皇室向けの試写から始まり一般公開は11月25日、神戸市の神港倶楽部でキネトスコープの一般上映を開始。翌月12月3日から22日まで大阪市の商地演舞場で公開されるが、翌年1897年の2月にはリュミエールの映写式<シネマトグラフ>が京都での試写を経て大阪で公開される。すでに本国ではエジソンも1896年には映写式の<ヴァイタスコープ>の上映を始めていた。

今回はエジソンの<キネトスコープ>日本上陸記念として1894年のごく初期のエジソンのスタジオ”ブラックマリア”でエジソンと共に<キネトスコープ>を開発した初期エジソン社で撮影された、ウィリアム・K・L・ディクソンが製作したボクシング映画からエジソン社の初期撮影技師のジェームス・H・ホワイトやウィリアム・ヘイズの撮影フィルム。加えて1900年にエジソン社の撮影技師として物語のある映画の第一歩を踏み出した技師で監督の、エドウィン・S・ポーターの最盛期の作品のコレクションエオ時系列にまとめて上映。