映画『月夜釜合戦』×CO2共同企画

『月夜釜合戦』の16㎜フィルム&宣伝 実践ワークショップ
〜観る楽しみから自分で上映する面白さへ〜

主催:CO2運営事務局、『月夜釜合戦』製作委員会
協力:プラネット映画資料図書館/神戸映画資料館/シネマ・ラボラトリー


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デジタル主流の時代にあって、16mmフィルムでの撮影・編集を経て2017年に完成した映画『月夜釜合戦』。
関西では今もフィルムでの上映が続いています(2018年5月現在)。関西では16mmフィルムで映写ができる劇場がまだ少なからず残ってはいるものの、全国的にみてもフィルムで映画がかけられる上映館は年を経るごとに減ってきています。映画は人に観てもらって完成すると言われますが、映画館でのロードショーのほか、自主上映会などが企画されてはじめて映画は人々の目に触れ、その力を発揮することができるのです。
映画上映の心臓部にあたるのが映写であり、この「映画を写すこと」を抜きにして映画は成立しません。フィルムしか上映素材のない映画は特に、映写機の老朽化や映写技術の衰退と共にその存在そのものが危ぶまれていると言え、『月夜釜合戦』についてもフィルムで上映を続けていくには多くの困難が予想されます。
こういった状況を踏まえて、今ではほとんど体験できなくなってしまった16mmフィルムでの「映画を写すこと」を中心としたワークショップを開催することになりました。実際に16mmの映写機を理解・操作する実技に加えて、映画を上映する空間である上映会がかつてどのように行われてきたかという歴史、上映を成功に導くための宣伝なども交え、映画がフィルムで上映されるためにはどういったことが必要なのか、今まさしく実践が続けられている『月夜釜合戦』を題材に学んで頂きます。映画が人々と出会う場を作るということは、すべての人に開かれた挑戦でもあります。是非このワークショップを活用して、映画を観ることの楽しさとはまた一味違った「映画を上映すること」の面白さを発見してください。

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〈講座内容〉

1. 自主映画の歴史を知ろう
   映画史の中で、自主映画が発生した経緯やその役割について、また16㎜フィルムで制作された自主制作映画についてもお話します。『月夜釜合戦』の起源もここで探ることができます。

2. 16㎜フィルム映写を体験しよう
   16㎜フィルム映写機の動作原理や機材の種類の違いを知り、実際に映写してみましょう。ここでは『月夜釜合戦』の映写はしません。

3. 映画の上映を企画・宣伝しよう
   商業/自主映画の宣伝や配給について、実際にプロでご活躍の方からお話いただきます。『月夜釜合戦』がどのように上映会を企画・上映しているかについてもお話します。

〈講師紹介〉

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富岡邦彦(CO2運営事務局長/プラネット+1代表)
22年間16mm、35mm、8mmなどフィルム上映を続ける自主上映室プラネット・プラスワン代表。アメリカ映画を中心に膨大な16mm作品を収集・修復して上映中。山下敦弘監督の『ばかのハコ船』『リアリズムの宿』等、スーパー16mm撮影、35mm仕上げの長編劇映画も複数プロデュースしてきた。海外の若手映画監督とも親交が多数で、昨年はプチョン国際ファンタスティック映画祭の韓国インディペンデント部門の審査員も担当した。

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田辺ユウキ(映画宣伝)
1979年生まれ。大阪を拠点に、フリーランスで映画宣伝。2017年は『パターソン』『南瓜とマヨネーズ』など、2018年は『さよなら、僕のマンハッタン』『女と男の観覧車』など宣伝担当。また雑誌、WEBなどで映画や音楽の連載も持っている。映画のプロデューサー、配給のほか、2014年よりCO2の宣伝プロデューサーも務めている。

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梶井洋志(『月夜釜合戦』プロデューサー)
大阪を拠点に、集団でドキュメンタリーを製作・上映するNDS(中崎町ドキュメンタリースペース)に所属。個人としても『遺言なき自死からのメッセージ』(2010)を監督。映画を製作・上映することを起点に場=スペースを生み出すことを企んでいる。

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『月夜釜合戦』

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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偉大な釜を巡る争奪戦が始まる
「月夜の晩に釜を抜かれる」という諺(ひどく油断することの意。月夜の晩は明るいからといって、盗まれる心配はないだろうと思っていたら、大事な釜を盗まれてしまうことから)にあるように「釜」とは古来最も大切な家財道具の一つとして扱われてきた。確かに米があっても釜がなければ飯が食えない。
また日本にはもう一つ親しみを込めて「釜」と呼ばれる場所がある-大阪・釜ヶ崎である。日本最大の寄せ場として多くの労働者が働き、その日々の稼ぎによって皆が飯を食ってきたことを考えれば、釜ヶ崎もまた巨大な「釜」として機能してきたと言える。今この巨大な「釜」はその機能を奪われようとしている。「安心・安全」を名目とした再開発により、街には監視カメラや野宿者の排除を目的としたオブジェやアートが配置され、じんわりと再開発がなされていく中で、そこにいる労働者たちも場を失いつつある。そのような状況に対抗する喜劇として『月夜釜合戦』は誕生したのである。
映画と社会変革をテーマとする監督佐藤は、前作『長居青春酔夢歌』の撮影現場で出会った友人たちと本作でも共同し、川瀬陽太、渋川清彦、西山真来といった実力派俳優陣が参戦し、「釜」をめぐる争いの火に油を注ぐ。さらに本作は、今ではほとんど使われなくなった16ミリフィルムで製作されたことにより、観る者に釜ヶ崎のにおいを喚起し、人々の息遣いや鼓動を感じさせずにはおかない。世界で最も偉大な「釜」を巡る争奪戦の火蓋が今切って落とされる!

【あらすじ】
再開発が迫る大阪・釜ヶ崎。飛田遊郭を仕切る釜足組の代紋が彫られたお釜の盃が、流浪の芸人・逸見にこっそり盗まれた。慌てた組員たちは大切な釜を取り戻そうと、街中の釜を買いあさり釜の値段が高騰する。それを知った日雇いたちも仕事を放っぽり釜を探し始め、泥棒の大洞と相棒のカズも一獲千金を狙って街で一番大きいとされる三角公園の炊き出しの大釜を狙うが…。背後ではもっと大きな「釜」を奪う目論みが何者かによって計画されていたのだった。

2017年/日本/115分
◎監督・脚本:佐藤零郎
◎撮影:小田切瑞穂
◎照明:栗原良介
◎録音:江藤直樹
◎美術:西村立志
◎プロデューサー:梶井洋志
◎音楽: 井上譲、浦田晴夫
◎出演:太田直里、川瀬陽太、門戸紡、渋川清彦、カズ、西山真来、デカルコ・マリィ、緒方晋、北野勇作

◇今後の上映場所および期間

・大阪 シネ・ヌーヴォ 2018年5月5日~5月11日
・京都 出町座 2018年7月14日~7月20日

以後の上映については、こちらを参照ください。
その他最新情報は、『月夜釜合戦』FacebookTwitterからも確認いただけます。
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〈ワークショップ詳細〉

開催日時 2018年6月2日(土)、6月10日(日) いずれの日程も13:00〜16:30
開催場所 プラネット・プラス・ワン
受講料金 2,500円/回
定員 15名/回(予約優先)

■当日『月夜釜合戦』の上映はありません。
■『月夜釜合戦』を観ていない方でも参加大歓迎!

【お申込みフォーム】

下記フォームよりお申込みください。事務局より受付完了メールをお送り致します。3日経ちましても連絡が無い場合はお手数ですが、CO2運営事務局までご連絡ください。

氏名
フリガナ
性別  男性 女性
年齢
電話番号
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受講希望ワークショップ 『月夜釜合戦』ワークショップ 希望受講日:

備考