第2回 フィルム・エキシビション in OSAKA

日程:2006.2.24(fri)・25(sat)・26(sun)
会場:大阪・梅田 HEP HALL
 
選考委員
黒沢清 くろさわ きよし(映画監督)
山下敦弘 やました のぶひろ(映画監督)
しまだゆきやす(映画プロデューサー/ イメージリングス代表 )
光山明美(作家)

オブザーバー
富岡邦彦(プロデューサー/PLANET studyo+1代表)
 
助成作品
羽野 暢監督作品 『モスリン橋の、袂に潜む』
神農了愛監督作品 『バロック的狂躁曲』
板倉義之監督作品 『にくめ、ハレルヤ!』
吉田浩太監督作品 『お姉ちゃん、弟といく』
児玉和土監督作品 『ひかりのくに』

 

羽野暢監督作品『モスリン橋の、袂に潜む』

2006年/DV/90分
 

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STAFF
監督・脚本・編集:羽野暢
助監督:中路明、熊木裕、韓成南
撮影監督:加藤哲宏
撮影助手:井戸田恭行、油利衆
照明助手:平島亮、濱田憲司、 五味聖子
録音:三上良太
音楽:渡辺崇
メイク:窪田弥生
特殊メイク:渡辺香代
衣装:藪野麻矢
制作:田中宏明、飯森良平、波多野亮 平、松下周平
アソシエイトプロデューサー:上野央
ラインプロデューサー:城内政芳
 
CAST
栗田正寛、木本順子、加藤千果、浅井誠、河村宏正、豊田禎子、牧野鏡子
 
あらすじ
昭和初期を想わせる架空の島「カンテラ島」を舞台に、カメラマンの青年と島の因習に囚われた娼婦の愛憎メロドラマ。昨年のオープンコンペ部門で「雨池十八丁目の淵の中」が最優秀賞を受賞した羽野暢監督作品。

これは、とある遊郭の島を舞台に繰り広げられるサスペンスです。巨大な魚が客達を喰らうという噂を、主人公は娼婦達と夜を共にしながら解いていきます。皆さんも一緒にこの作品の世界に入り込んでみてください。(監督:羽野暢)

板倉義之監督作品『にくめ、ハレルヤ!』

2006年/DV/75分
 
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STAFF
監督・脚本・編集:板倉善之
助監督:伊月肇、剱妙子
撮影監督:高木風太
撮影助手:高田慎助
照明助手:星野あい
録音・音楽:松野泉
録音助手:余合祐加子
メイク:窪田弥生
メイク助手:竹岡美華
美術:内堀義之
美術助手:岡藤真依
衣装・編集補助:奥井朗海
記録:園部典子
制作:桝井孝則、奥秀孝、葛原亜也子、塩川節子
ラインプロデューサー:城内政芳
 
CAST
苧坂淳、藤本七海、長綾美、西村仁志、渡辺大介、デカルコ=マリィ、平松実季、絵沢萠子、谷口勝彦、森川法夫
あらすじ   
 
震災で両親を失い叔父の家で育った裕人。ある日祖母から、妹がいたことを知らされ、その妄想に従って妹らしき少女を連れて逃亡し…。大阪芸術大学の卒業制作『日の底で』が京都国際学生映画祭入選した板倉監督の長編2作目。

映画は物語を語る装置ではない、とはよく言われていることかもしれませんが、今回は物語の映画を撮ろうと決め制作しました。フィクションの中でしかありえない現実の瞬間を、この作品をご覧になった方に少しでも感じていただけたら幸いです。(監督 板倉善之)
 

神農了愛監督作品『バロック的狂躁曲』

2006分/DV/75分
 
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STAFF
監督・脚本・美術:神農了愛
助監督:木村文洋、北上伸江
撮影:柳田純一
撮影助手:浜野真行、南原 成秋
照明:平島亮
録音:川畑悦子
録音助手:澤一成
衣装:植田昇明
メイク:松本さえ
美術:鍵谷量子
小道具:榎本心一郎
統括:菊池正和
制作:原迅、大庭高志
制作助手:能勢浩資、入口夕布
 
CAST
奇異保、副島新五、大野世姿、山田聖子、藤原康太郎、平原夕馨、塚本修
 
あらすじ
女装した中年男が「私は人を殺した」と警察に出頭する。この男の記憶はあいまいで、謎めいていた…。05年に宝塚造形芸術大学を卒業。在学中から短編作品を撮っていた神農了愛監督長編2作目。

イギリスのある政治家の言葉に「志をたてるのに晩すぎるということはない」というのがあります。今作ではバロック主義の要素を交えた映像と音楽である男の転機を描きました。楽しんで見て頂ければ幸いです。(監督:神農了愛)
 

吉田浩太監督作品『お姉ちゃん、弟といく』

2006年/DV/43分
 
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STAFF
プロデューサー:後藤剛
監督・脚本:吉田浩太
撮影:南秋寿
撮影助手:向山英司
照明:関根謙一
照明助手:木津俊彦、高井大樹
録音:島津未来介
美術:小林憲史
装飾:山下知恵
メイク:河野顕子
メイク助手:知野香那子
助監督:羽渕秀和、宮本亮、西川史恵
制作:小林憲史、村山圭吾
音楽:スキャット後藤
編集:今泉力哉
 
CAST
江口のりこ、菜葉菜、中村邦晃
 
あらすじ
    弟に自分のパンツを盗まれてしまう姉、「なぜ、私のパンツなんか…」そんな疑問は、おかしな方向へと進展する…。現在、清水崇監督作品などの助監督を務め、自主映画製作も監督する吉田監督が新進若手女優と組むコメディ。

この映画は「芝居を撮る」という簡潔なモットーで作られました。
だから、役者さんの芝居を見てください。
その芝居を、素晴らしい画、光、音、つまり、素晴らしいスタッフが、「映画」に仕立ててくれました。(監督:吉田浩太)

 

児玉和土監督作品『ひかりのくに』

2006年/DV/80分
 
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STAFF
プロデューサー:間瀬英一郎
監督・脚本・編集:児玉和土
撮影・照明:秋谷謙太郎
録音:新垣一平
美術:奥定正掌
衣装・小道具:三好麻衣
ヘアメイク:佐々木瞳、佐藤美雪(Que hair)
製作主任:槇岡裕一
製作進行:広岡知人
メイキング:西晶子
助監督:奥定正掌、三好麻衣
ケータリング:辻田芳文
応援:山口大輔、川上聖子、永井聡子、多久間知宏
 
CAST
吉岡睦雄、遠藤祐美、藤川俊生、小深山菜美、鐘築建二、扇田拓也、川淳平、加藤順子、深月ユリア、平賀幸則、谷津勲 
 
あらすじ
海辺の小さな町。ミサキという青年が蝶狩りに来た。青年は数年前に隣町で起こった誘拐犯に似てたために奇妙な憶測が起こる...。大学院で映像文化について研究する傍ら、映画美学校で製作を学んだ児玉監督の奇妙な人間ドラマ。
 
廿一世紀の日本で西部劇を撮ろうとしたら、浦島太郎になりました。
泡にはじけて失楽園と化した竜宮城下、男共女共が玉手箱を巡って
哀しく陽気に戯れます。現代の御伽噺、開けて吃驚の結末はいかに?(監督:児玉和土

 

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