CO2(シネアスト・オーガニゼーション・大阪)は2005年に立ち上がり、これまで第6回を通じ約30人の若手監督に作品を助成してきました。
この中の数人の監督はすでにプロの監督としても活躍しております。
今回第7回を前に今年よりあらたに運営事務局も一新してのスタートとなります。

2000年以後、デジタル映像からデジタルシネマへの移行は益々加速し、現在では大作映画でもデジタル撮影が主流になりつつあります。
また、一方で作品制作の身軽さからインディペンデント映画=自主制作映画の製作も増え、プロとアマチュアの境界線はますます希薄になりつつあります。

また一方では大学での映画教育や映像教育も増え、インディペンデント映画は「観客より監督の方が多い」とも言われ、制作される映画の内容は私的な「映像表現」に傾きつつあります。

そんな中で「作りたい映画と見たい映画のすれ違い」のねじれ現象も起こっています。
今、まさにこれからの映画がどうあるべきか問われる時代になりつつあります。  

今回第7回では、選考委員に大森一樹氏と黒沢清氏の二人の現役映画監督とドイツのフランクフルトで開催される「Nippon Connection」のプログラマーであるアレックス・ツァールテン氏も選考委員に入っていただきました。  

また、多彩なワークショップをリンクさせ「俳優」や「スタッフ」の育成にも力を注ぎたいと思っておりますので監督として応募されない方も幅広くインターンスタッフでも参加してください。  

参加される皆さんと現在、映画で撮られるべきテーマ、そして映画制作のあるべき方法を模索しつつ「新たな映画制作を考える場所」としてCO2を機能させる試みに挑戦出来ればと思います。


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