選考委員

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樋野香織(合同会社バクー代表)

大阪市出身。扇町ミュージアムスクエア勤務の後、神戸アートビレッジセンターの映像事業担当として数々の上映企画、映画祭、ワークショップ等に携わる。その後、同センター事業受託者として編成を担当。映画が大好きなキャラクター“ばくー”プロデュース。最近の企画上映は「いただきます映画祭」「爆音映画祭in神戸」など。芸術選奨推薦委員(平成25~27年)、PFFセレクションメンバー(2003~2011)。シネマストリートスケジュールでCINEMAパン占いを連載中。

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万田邦敏(映画監督)

1956年東京都出身。中学から高校時代の多感な時期にゴダールの『ウィークエンド』、シーゲルの『ダーティハリー』を見て映画作りを目指し、立教大学入学後は授業そっちのけで自主映画を作る。同大中退後、雑誌での映画評執筆やPRビデオ、深夜ドラマの演出を経て『UNLOVED』(01年)で長編監督デビュー。以降、『あのトンネル』(03年)、『ありがとう』(06年)、『接吻』(08年)、『面影』(10年/ベルギー=日本)、『イヌミチ』(13年)、『シンクロナイザー』(16年)と作品を発表し続けている。現在、立教大学現代心理学部映像身体学科教授。

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森宗厚子(映画プログラマー)

1972年京都市生まれ。高校時代からRCSによる自主上映に携わる。大学卒業後、BOX東中野の映写スタッフを経て、映画宣伝会社や出版社に勤務。2001~2009年、東京フィルメックス事務局にて映画祭運営業務に携わる。2010~2013年、恵比寿映像祭プログラム・コーディネーター。2013年、神戸アートビレッジセンターにて映写業務を担当。2014年、共編著「映画はどこにある インディペンデント映画の新しい波」をフィルムアート社より発行。2015年より川崎市市民ミュージアム映画担当。ドイツのフランクフルトで開催されている世界最大の日本映画祭「ニッポン・コネクション」に、2011年よりNippon Visions部門の共同プログラマーとして携わっている。

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横浜聡子(映画監督)

1978年、青森県生まれ。02年に映画美学校で学ぶ 。卒業制作の短編『ちえみちゃんとこっくんぱっちょ』が06年CO2オープンコンペ部門最優秀賞受賞。その助成金をもとに長編1作目となる『ジャーマン+雨』を自主制作し、翌年CO2シネアスト大阪市長賞を受賞。同作は自主制作映画としては異例の全国劇場公開となり、07年度日本映画監督協会新人賞を受賞。08年『ウルトラミラクルラブストーリー 』( 出演:松山ケンイチ、麻生久美子)を監督。松山ケンイチが第64回毎日映画コンクール男優主演賞したほか、TAMACINEMA FORUM最優秀作品賞などを受賞、トロント国際映画祭他、多くの海外映画祭にて上映される。11年、短編映画 『真夜中からとびうつれ』( 出演 : 多部未華子、宇野祥平)『おばあちゃん女の子』(出演:野嵜好美、宇野祥平)公開。13年『りんごのうかの少女』(出演:とき〈りんご娘〉、工藤夕貴、永瀬正敏) が 、第21回レインダンス映画祭の横浜聡子特集上映で上映。 2016年『俳優 亀岡拓次』(安田顕、麻生久美子)が公開。

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吉田浩太(映画監督)

1978年東京都出身。早稲田大学在学中の2002年よりENBUゼミナール映画監督コースで篠原哲雄監督・豊島圭介監督に師事。ENBUゼミ在籍中に初監督した自主映画『落花生』が2003年早稲田映画祭準グランプリを受賞する。その後、フリーの助監督を経て2004年に映像制作会社シャイカーに入社。テレビドラマやDVDオリジナル作品の演出・脚本、メイキング映像演出などを手がけつつ自身の監督作品も製作し、第2回CO2助成作品『お姉ちゃん、弟といく』(2006年)が国内外の映画祭で注目を集める。2008年、新作映画の準備中に若年性脳梗塞により入院。1年の療養生活とリハビリを経て復帰を果たした。監督作は『ユリ子のアロマ』(2010年)、『ソーローなんてくだらない』(2011年)、『オチキ』(2012年)、『うそつきパラドクス』(2013年)、『女の穴』(2014年)『スキマスキ』(2015年)など多数。最新作は『好きでもないくせに』(2016年)。