2013年9月19日

CO2助成監督OBの皆さんからコメントいただきました!(3)高木駿一監督

CO2助成監督OBの皆さんからの新着コメント第3回目は、高木駿一監督です。
9月21日(土)と22日(日)に和歌山で開催される「kisssh kissssssh映画祭」にて、インスタレーション作品『な裸べるだけ』の展示予定です。また、関西の情報サイト・キネプレのサイト内で『女優たるもの』を公開中です。ぜひご覧下さい!

 

 

高木駿一監督(第4回CO2助成監督『都会の夢』)→予告編
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1)CO2の思い出

都会の夢ちょうど学校で映像を学び始めた年に始まったCO2は思い出深く、CO2削減という文字を見るたびにドキッとしてしまうほど、思い入れがあります。
第3回オープンコンペでの短編『その秋のために』入賞、第4回企画制作部門での初長編『都会の夢』監督、第5回の特別企画「凸凹惑星OSAKA」での音楽コラボ短編『ある冬の末に』監督、そしてまだ記憶に新しい第8回での同期・梅澤和寛が監督した『治療休暇』へのスタッフ参加など…ざっと思い出すだけでもCO2にはこれまで本当に多く関わらせてもらってきました。
その他にも、原将人監督の8mm上映スタッフや鈴木則文監督のアテンドをさせていただいたり、と、刺激的な機会も多くありました。
途中で製作支援体制に変化があったり、一時は存続を危ぶむ声が聞こえてくるなど色々とありましたが、CO2は、確実に関西のインディペンデント映画状況を支え、刺激し続けてくれてきたと思います。
そしてそれに応えていくのは僕ら制作者側なんだということを、この文を書き始めながら改めて感じた次第であります、頑張ります…!

 

 

2)これからCO2に参加する監督やスタッフへのアドバイス

映画は様々な他人との出会いによって出来上がっていく、そのことをとても実感する制作になると思います。
完全な自主制作ともならない状況の中で、様々な意見・事情が積み重なっていくと思いますが、時に柔軟に時に頑固に、あきらめず、映画を逞しく育てあげていってくださいね。

 

 

3)新作公開!

2009『な裸べるだけ-5-』画像

20110821『な裸べるだけ -6- CAMP MIX』展示風景
近々の予定なのですが、9月21日(土)と22日(日)の二日間、和歌山の加太という漁師町で行われる「kisssh kissssssh映画祭」で、インスタレーション作品『な裸べるだけ』を展示します。
この企画は2006年より連作している同時多発日記映画シリーズで、様々な人に渡したハンディカムで同期間の日記映像を撮りおろしてもらい、それらを同じスクリーン上に並べて同時に上映していく内容です(今回の展示バージョンは複数のスクリーンを使用予定です)。
画と音が混ざり合いぶつかり合う様を見つめていくと、時にそれぞれの画面・生活の中に妙に一致する瞬間を見つけられることもあり、観る度に印象も変化していく実験的な個人映画です。
これまで、WSで全く映像は初めてという人に撮影してもらう回があったり、CO2の縁で出会った原将人監督に参加していただく回もありました。
僕は過去に実験映画作家の方に映画を教わっていたということもあってか、CO2で撮ったような劇作品も撮りつつ、やはりこのような作品作りも続けていきたいという想いがあります。

 

また、劇作品としては今年初めに関西の映画情報サイト「キネプレ」の「映画館へ行こう」という短編映画シリーズの一本として『女優たるもの』を監督し、そのサイト内で公開しているので、よかったらそちらもご覧になっていただけると嬉しいです。
あとは監督作品ではないのですがとある作品の編集作業が続いていたりもします。また、完成の際は何かしらでお知らせさせていただきます!

 


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