2011年8月6日

レポート7/16(土)連続ワークショップ「企画・脚本・制作コース」

こんにちは。企画・脚本・制作コースアシスタントの金井塚です。

今回の企画コースは、シナハン&ロケハン講座!
ということで、大阪あそ歩さんの協力を得て行ってきました初のお出かけ!
天王寺組と伝法組の二班に分かれて行ってきました。私が参加した天王寺組についてお届けします。

まずは天王寺駅でガイドさんと合流。
同行してくださったのは、板倉監督です。

まず向かったのは、義太夫節の生みの親・竹本義太夫生誕の地。
駅からすぐの、こんなところに?という場所にあります。
これは教えてもらわないと分からないなあ、なんて話しながら次に向かった統国寺にあったのはなんと・・・あのベルリンの壁!

これです。(左画像)
いきなりあります。
ガイドさんの話によると、世界各地に点在しているベルリンの壁も、無料で公開され触れることもできるのはここくらいだそう。
そしてこの統国寺の奥へ進むと広がっているのはこの風景。(右画像)
名前を聞けば分かる人も多いはず・・・
大阪冬の陣では徳川家康が、夏の陣では真田幸村が布陣した茶臼山。
さらにこの茶臼山の奥には、真田幸村終焉の地、安居神社があるそうです。

統国寺を後にし、堀越神社、そして庚申堂へと向かいました。
この庚申堂は、庚申信仰発祥の地ということで、「見ざる、言わざる、聞かざる」が至る所に。絵馬までも。昔は、お猿さん飼っていたそうです。

ここで板倉監督からロケハン講義。
お寺で撮影をしたいとなったとき、例えばこちらを監督やカメラマンに提案するにはどんな情報が必要なのか。
みんなで考え、答え合わせ。
まず、周りの環境はどうなのか。高い建物があれば日が遮られたり、学校が近くにあれば放課後の部活動の音があったり・・・。お寺だったらお経の時間とかも考えないと、と板倉監督。なるほどなるほど。
他にはみなさんの答えの中にもあった、トイレや待機場所、駐車場の確認。
そして、もしかしたら一番大事なのかもしれない、ここってその設定場所に見えるの?ということ。今回のお寺も含め、パッと見てどういう場所かわからないところって実は案外あって、台詞で説明させるわけにはいかないし、気を付けて見ようとのことでした。確かに確かに。メモメモ。
さまざまな可能性を考えられる想像力が必要になってきますね。

続いて清水井戸地蔵尊、超願寺(さきほど生誕の地に訪れた竹本義太夫の墓所)、四天王寺、久保神社、清寿院、そしてまた別の門から四天王寺へと盛りだくさんな内容だったんですが、所要時間は3時間ほどで、移動も駅で言うと天王寺〜四天王寺まで、と狭い範囲に、こんなにも観光スポットがあったのかと驚かされました。

ガイドさんは、回った地の歴史的背景をたくさん話してくださりとても興味深かったんですが、
ここでヒントを得るのは、案外ふと話してくれる裏話的なことなのかなと思いました。
気になったことはどんどん聞いて、すると、おや?って話が出てきてネタになるのかなあと。

暑い中でしたが、たまにはこんなお出かけも気分転換になったのではないでしょうか。


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